冬になるとかかせないのが暖房ヒーター。暖房ヒーターといってもいろいろな種類がありますよね。灯油を入れるタイプ、ガスで動くタイプ、ハロゲンタイプ。
いくつかある中から今回私はセラミックヒーターというものを買ってみました。他のヒーターとは何が違うのか?どのくらい暖かいのか?実際に使ってみた感想をお話ししたいと思います。
ファンヒーターの種類
一般的に家庭で使われているファンヒーターをあげると灯油ファンヒーター、ガスヒーター、ハロゲンヒーター、この3種類になるのではないでしょうか。それぞれのヒーターには特徴があります。
種類 | 暖房範囲 | 動力 |
灯油ファンヒーター | 広い | 灯油 |
ガスヒーター | 広い | ガス |
ハロゲンヒーター | 狭い | 電気 |
灯油ファンヒーター
灯油ファンヒーターは灯油を入れて動かします。一般的に使われるヒーターでよく見かけるタイプのヒーターです。
灯油を買う必要がありますし、灯油を入れるのも手間です。しかし、その分、パワーがあるので広い範囲を暖めることができます。
ガスファンヒーター
ガスファンヒーターは灯油のように燃料を補充する手間はありませんが、ガスコンセントが必要になるので設置場所が限られてしまいます。
こちらも比較的広い範囲を暖めることができるようですが、ガスコンセントがないと動作でいないので導入するには少し大変ですね。
ハロゲンヒーター
ハロゲンヒーターは最近よく見かけますが、コンセントがあればどこにでも設置できますし、小型のものが多いので持ち運びもしやすくなっています。その反面、広範囲を暖めるには向いていません。
セラミックファンヒーターとは?
あまり聞きなじみがないですが、セラミックファンヒーターとはどんなものなのでしょうか。簡単にいうとコンセントに差し込むことで暖かい風が出るヒーターです。
セラミックとは特殊な板のことをいいますが、これに電気を流して暖めてからファンで温風を出す仕組みになっています。
ハロゲンヒーターに近いものですが、ハロゲンヒーターのようにランプ自体で周辺を暖めるものではないので、そこが違うところですね。
商品紹介
今回、私が買ったセラミックヒーターはこちらです。非常にシンプルでどんな場所にも合うデザインになっています。
幅は26.5cmでコンパクトなのですが、高さが38.5cmあります。ハロゲンヒーターよりは高さがありますね。ここにセラミックが入っているせいでしょうか。
しかし、想像以上に軽いのでどこへでも持っていけます。電源コードの長さは約1.8mで重さは約2.5kgです。
暖かさの調整は弱と強しかありません。弱が600W、強が1200Wとなっています。
良かったところ
コンセントがあればどこでも使える
最初にお話しした通り、灯油ファンヒーターは灯油を入れないと使うことができないため、面倒です。その分、セラミックヒーターなら電気で動くので、コンセントがあればどこでも簡単に使うことができます。
また、軽量でコンパクトなので移動が楽です。好きな場所へ好きなときに持っていけるのが最大のメリットではないでしょうか。
安全性が高い
写真から見て分かるようにセラミックヒーターは本体表面が覆われているため、火傷などのケガはしにくいような気がします。
ハロゲンヒーターや灯油ファンヒーターは本体の表面が熱くなりすぎるので、近づくと危険ですし、指を入れるとヤケドの恐れもあります。
また、点灯防止スイッチなどもあり、転倒すると電源が切れる仕組みになっています。他のタイプのヒーターと比べると安全性が高いので、小さい子供がいるところでも安心して使えるでしょう。
ハロゲンヒーターよりも広範囲を暖められる
ハロゲンヒーターと比べると広範囲を暖めることができます。その理由としては風が出るからです。ハロゲンヒーターにはファンが搭載されていないため、至近距離を暖めるのに向いています。
ただし、やはり灯油ファンヒーターと比べると暖かさや風力は劣るでしょう。
いまいちだったところ
電源を入れた直後は寒い
おそらくセラミックヒーターの最大の欠点になるかと思いますが、電源を入れた直後は冷たい風が出るので寒いです。
これは構造上しかたないことだと思いますが、電源を入れると同時にファンが回るのでセラミックが暖まる前に風が出てしまいます。そのため、電源を入れた直後は冷たい風が出てしまうわけです。
回避策としては電源を入れた直後は自分とは逆の方向へ向けておくなどして風がこないようにするしかありません。軽くて簡単に持ち上げられるのでそれほど苦にはならないでしょう。
暖かさは物足りない
あくまで灯油ファンヒーターとの比較になりますが、やはり物足りなさは感じます。動力は電気だけですし、軽くて小さいのでパワーがありません。それを理解して使うのであればまったく問題ないように感じます。
電気代が高い
あくまで目安になりますが、1時間あたり1200W(50Hz)で約32円、1100W(60Hz)は約30円の電気代がかかります。意外と高いですよね…
ですので、長時間使用するには向いていない気がします。一時的に使用するのがいいでしょう。
最後に
ヒーターにはいろいろな種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。セラミックヒーターは価格もリーズナブルで風が出るため、比較的広範囲を暖めることができます。
その反面、始めは冷たい風が出ますし、灯油ファンヒーターほどの暖かさを得ることはできませんが、使う場所や使い方によっては重宝するでしょう。
私は部屋で使っていますが、狭い範囲であれば十分暖まりますし、安全性も高いので安心して使えます。
よかったら参考にしてみてくださいね。