『格安SIM』という言葉聞いたことありますか?今ではいろいろなところでこの言葉を聞くようになりました。
『格安SIMってなに?』『なにがいいの?』いまいち分からない…自分には関係ない…なんて思っている人は多いことでしょう。
私もそうでしたが、最初は『どんなものなのか?』『なにがいいのか?』まったく分かりませんでした。
私の場合は自分で調べて、自分で探して契約したIIJmioの格安SIMを使っています。こちらの記事で詳しく解説していますのでよかったら見てみてください。
今回は格安SIMのメリット、デメリット、そして、契約する前に必要になるもの、準備するものなどを解説したいと思います。
格安SIMとは?
格安SIMはかんたんにいうとインターネットや通話サービスを安く利用できるSIMのことをいいます。
SIMというのはSIMカードのことでスマートフォンやタブレットの中に入れるものです。これがあることによってLTEや3Gと呼ばれるモバイル回線を行えるわけですね。
格安SIMが契約できる会社をMVNO(仮想移動体通信事業者)といいます。これは回線を借りてサービスを提供している事業者のことをいいます。
格安SIMサービスを提供している会社=MVNO(仮想移動体通信事業者)
メリット
格安SIMのメリットはこの4つです。私個人的には月額料金の安さが一番大きい気がします。
- 月額料金が安い
- インターネットや通話の品質はキャリアと同じ
- 今の電話番号をそのまま継続して使える
- 最低利用期間が短い
月額料金が安い
MVNOはdocomo、au、SoftBankの大手携帯キャリアから回線を借りて通信サービスを提供しています。
回線を借りることで設備費、人件費を抑えることができるので通信料を安くすることができるわけです。
インターネットや通話の品質はキャリアと同じ
回線を借りているので品質はキャリアと同じになります。デメリットとして回線が混む時間帯が発生する場合がありますが、それ以外は問題なく通信が行えます。
今の電話番号をそのまま継続して使える
MNP予約番号の手続きを行えば今使っている電話番号をそのまま継続して利用することができます。ただし、これは少し面倒なのとタイミングによっては数日間通信が行えなくなる場合もあります。
ちなみにWi-Fi環境があれば電話以外の通信はできるのでうまく調整すればそれほど不便ではないでしょう。
最低利用期間が短い
キャリアの場合は年単位の継続使用が必要になり、途中解約した場合、違約金や解約解除料が発生する場合があります。
しかし、格安SIMでは1年だけの継続使用が必要であったり、中には違約金や解約解除料が発生しなかったりする場合もあります。
デメリット
デメリットはこの5つです。デメリットとしては少し知識が必要になったり、手間がかかったりすることがあるので、それらを理解してから契約するのがいいでしょう。
- 通信が遅くなるときがある
- 実店舗が少ない
- 製品の保証がなくなる
- キャリアメールが利用できなくなる
- 初期設定を自分で行う必要がある
通信が遅くなるときがある
MVNOや借りている大手キャリアによって回線の量が異なります。借りた回線の中で契約者が通信を行うため、多くの利用者が同時に回線を使用することで混雑し、遅くなることがあります。
実店舗が少ない
最近は実店舗で格安SIMが契約できる会社もありますが、ほとんどがweb上で契約手続きや利用中の設定変更を行うことになります。インターネット操作に慣れていない人は少し大変かもしれません。
製品の保証がなくなる
現在の端末を継続して使用する場合の話ですが、キャリアで契約して使っていた端末は契約内容、オプションによって保証が受けられるようになっています。
しかし、その端末をそのままMVNOのSIMで使用した場合は、保証が受けられなくなってしまいます。
今はMVNOでも端末とセットでSIMが契約できるようになっているので新しい端末に変えるのもありかと思います。
キャリアメールが利用できなくなる
『@docomo.ne.jp』『@ezweb.ne.jp』『@softbank.ne.jp』などのキャリアメールが使えなくなります。
これに関してはgmailやYahoo!などのフリーメールに移行してしまえば問題ないのでそこまで大変ではありませんが、新しいメールアドレスへの変更作業は少しめんどうになるかもしれません。
初期設定を自分で行う必要がある
実店舗がないMVNOで契約した場合はwebサイトで契約の手続きを行い、郵送で送られてきらSIMカードを自分で端末にセットして通信設定を行なわなければなりません。
また、問い合わせも電話やメールになるので慣れていないと不安に感じるでしょう。
契約の際に必要になるもの
格安SIMの契約には下記のものが必要になります。すべてではなく状況によって変わりますので契約する際に確認してみてくださいね。
- クレジットカード(又は銀行口座):料金の支払いで使用
- メールアドレス:契約登録確認、問い合わせで使用
- 本人確認書類:契約時にアップロードする
- MNP予約番号:番号を継続して使用する場合
- ロック解除:今のスマホを継続して使用する場合
クレジットカード
基本的にはほぼすべての格安SIMの契約時にはクレジットカードが必要になります。毎月の支払いになるのでポイントなどが貯まるカードにした方がよいでしょう。
メールアドレス
インターネットでの手続きがメインになるため、メールでのやり取りが必要になります。登録の案内や、本人確認書類提出の案内が送られてきます。
本人確認書類
契約の際に本人確認書類の画像を撮影してアップロードする必要があります。準備する書類によっては複数の書類が必要になることもあります。
MNP予約番号を取得
今使っている端末の電話番号を継続利用する場合は、現在利用している携帯電話会社へMNP転出の依頼をして、『MNP予約番号』を取得してください。
これによって電話番号を引き継いで使用することができます。契約するMVNO会社によって多少違いがあるかと思いますが、期限が『10日以上』残っているMNP予約番号が必要です。
ロック解除
今使っている端末を継続して使用する場合はロック解除されている端末でないといけません。
最近の端末ではあらかじめロック解除されている端末が多いので関係ないかもしれませんが、古い端末の場合、別の携帯会社のSIMが利用できないことがあります。
必ず今契約している携帯会社で自分の端末がロック解除されているか確認してくださいね。
最後に
最近は格安SIMを提供しているMVNOがたくさんあります。料金以外にもプラン、事務手数料、解約解除料や違約金の発生、オプションなどもそれぞのMVNOによって異なります。
『どのような目的で利用するのか?』『どのような手順が必要なのか?』ある程度調べてから複数のMVNOを比べてみて選ぶことをおすすめします。
よかったら参考にしてみてください。
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