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【漫画】『ビースターズ』のおもしろさは動物たちが抱える本能と葛藤

『ビースターズ』の面白さは動物たちが抱える本能と葛藤エンターテインメント
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動物なんです。この世界は動物が人間なんです。いや、人間のような動物たちがいる世界なんです。

混乱させてしまいましたが、なかなかいい表現が見つかりませんでした。今までこんな設定の漫画に出会ったことがなかったので。

この漫画は人間の姿をした動物たちがいる世界の物語です。登場人物はすべて動物です。

まずはこれに驚愕しましたね。そして、どんなストーリなんだろう?という疑問から読み進んでいって、見事にそのおもしろさにハマってしまいました。

止まらなくなります。まるで見たことのない世界を発見したかのような新鮮な気持ちになれます。

この漫画の特徴
  • 登場人物が動物
  • 生き物としてのリアルな本能、葛藤を描いている
  • ヒューマン系の作品

個人的な見解と感想となります。ネタバレはないように書いています。

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作品情報

この漫画は動物しか出てきません。えっ、どういうこと?動物園の話?いえ、違います。普通に二足歩行している動物たちが出てきます。
この設定、この世界に最初は驚きましたね。

この漫画の簡単な説明とあらすじはこんな感じです。

ジャンル:動物、青春、ヒューマンドラマ
作者:板垣巴留
出版社:秋田書店
掲載誌:週刊少年チャンピオン
発表期間:2016年9月8日
巻数:既刊18巻(2020年4月8日現在)

あらすじ:中高一貫のエリート学校・チェリートン学園内で、ある日草食獣アルパカの生徒テムが肉食獣に殺されるという「食殺事件」が起きる。テムと同じく演劇部部員であったハイイロオオカミの少年レゴシは、大型の肉食獣であることに加えて寡黙な性格や意味深な言動が災いし、テム殺しの犯人だと疑いの目を向けられてしまう。幸いこの疑惑はすぐに晴れることとなるが、結局真犯人は見つからないままであり、学園内に生まれた肉食獣と草食獣の確執のようなものが消えることはなかった。

出典:wikipediaより抜粋

ジャンルが動物という不思議な漫画…。そして、ヒューマンドラマ…。
でも、確かにその通りなんです。まさに動物のヒューマンドラマ。

出典:「BEASTARS」コミックス1巻より

こんな感じで、出てくるキャラクターはみんな動物です。個性が強い。だからこそおもしろい。

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おもしろい要素

動物たちが人間のように暮らす世界

主人公はレゴシという名前の高校生です。高校生と言っても人間ではなくオオカミの高校生です。自分で書いていて不思議です。オオカミの高校生ってなんでしょう?


出典:「BEASTARS」コミックス1巻より

その他の登場人物もすべて動物です。人間のように食事をして、睡眠をして、恋愛をして、学んでいます。

思い返してみると人間の姿をした動物の作品ってけっこうありますよね。ディズニー系の映画やアニメでも同じような設定の作品があります。しかし、この漫画はそれらとは少し違います。妙にリアルです。限りなく人間に近いです。そして、その限りなく人間に近い動物たちの日常が描かれています。

リアルな動物たちの苦悩と葛藤

動物なので、肉食動物、草食動物がいます。レゴシが通う全寮制の学校では両者が共存しています。基本的には相反する動物たちです。その二種類の動物たちが同じ建物で衣食住を共にするには注意することがたくさんあります。

現実世界と同様に肉食動物は草食動物を捕食します。正確にいうと肉食動物は草食動物を食べたいという衝動を持ち合わせています。衝動はそれだけではありません。動物特有の行動や心理があります。登場人物たちは常に自分の衝動を抑えて暮らしています。

これがおもしろい要素です。動物は人間よりも強い本能を持っています。そして、それは動物によってそれぞれ違いがあります。その違いによって動物たちは苦しみを抱えているのです。

謎解きと感じ方の違い

そんなさまざまな動物たちが暮らす学校で事件が起こります。


出典:「BEASTARS」コミックス1巻より

これはさきほど書いた通り、動物の本能とも言える行動によるものが原因です。しかし、それには別の深い意味や目的があります。

捕食=欲しい=愛しい=必要=大切

求めるがゆえの犯行であり、犯罪。犯人が誰なのか?なぜこのような犯行が起きてしまったのか?この真実が動物らしくて人間らしいんです。動物の本能と人間としての理性がぶつかり合うという難しい表現を生み出しているのがこの漫画のおもしろいところ。
動物としては正しいのに人間として見たら間違っているということになるんですよね。見方を変えて別の角度からこの謎解きを読むことで人によって感じ方が変わると思います。

成長の物語

これは成長の物語です。主人公は高校生です。まだ世界を知りません。しかし、いろいろな動物と出会い、恋をして、事件の犯人を捜し、自分と向き合います。周りの登場人物も同じように何かに悩み、道を踏み外しながらも自分の歩むべき道を探していきます。ここは動物ではなくて人間として描いていたとしても楽しめる要素だと思います。それが動物という異種の生き物にすることによって、よりおもしろみを増しています。


出典:「BEASTARS」コミックス1巻より

個人的な感想

この漫画の世界はまさに人間世界の縮図のようだと感じました。ただ収縮させただけではなく、登場人物を動物にすることによって、本能の強さ、欲求の強さ、感情の強さを引き出しています。そして、さらに容姿、体質、生活環境の違いも動物として描くことでより大げさに表現されています。

そんな世界の中で自分の欲望や葛藤と向き合い、どう生きるか?どう生きていかなければならないのか?そんなことを考えながら主人公のレゴシは成長していきます。この物語を通して主人公と一緒に成長できる。そんな漫画です。

また、個人的におもしろいと思ったのは、動物の生態を学ぶことができるということです。この動物にはこんな特性があったんだ!こんな特技があったんだ!そんな発見ができるのもおもしろかったですね。

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最後に

動物の世界ということで最初は受け入れるのに時間がかかりましたが、読んでいくうちに主人公やキャラクターたちの個性に魅了され、とても愛くるしく感じました。

そして、それら個性的なキャラクターが織り成す苦悩、葛藤、憎悪。その感情が切なくて悲しいんですが、希望もしっかり描いている。純粋におもしろい漫画です。
よかったら読んでみてください。

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