私も実際に使っていますが、『スマートリモコン』という便利な機器があります。
いろいろなことができるので一言で説明するのは難しいですが、簡単にいうとスマートリモコンを使うことで家電の簡単操作、自動化ができるようになるんです。
また、センサー機能搭載のスマートリモコンなら温度や湿度などを感知して自動操作することも可能ですし、スマートスピーカーと連携させれば音声操作が可能になるのでさらに家電を簡単に操作することができます。
今回はそんな『スマートリモコン』について解説したいと思います。
スマートリモコンってなに?
スマートリモコンとは、家電の赤外線信号を登録することによって家電を操作することができる機器です。通常、リモコン操作できる家電はリモコンから家電へ赤外線で信号を送ることで操作できます。その信号をスマートリモコンに登録することで家電に付属しているリモコンを使わなくても家電を操作することができるわけです。
スマートリモコンってどんなことができるの?
では、スマートリモコンがあるとどんなことができるのでしょうか。大きくわけるとこの5つができるようになります。
- 今ある家電をスマートフォンで操作することができる
- 複数の家電をワンタップで一括操作できる
- Wi-Fi環境があれば外出先からスマートフォンで家電を操作できる
- スマートスピーカーと連携すれば音声で家電を操作できる
- 家電を時間、温度、GPSなどの変化によって自動で操作できる
今ある家電をスマートフォンで操作することができる
スマート家電と呼ばれる家電はあらかじめWi-Fiなどの通信機能が搭載されているため、スマートフォンなどで操作ができるようになっています。
しかし、通信機能が搭載されていない古い家電はスマートフォンでは操作できません。そんな古い家電を操作したいときにスマートリモコンがあればWi-Fiが搭載させていない家電もスマートフォンで操作できるようになるんです。
ただし、スマートリモコンは赤外線リモコンの信号を登録するので、赤外線リモコンで操作できる家電しか登録、操作することができません。
複数の家電をワンタップで一括操作できる
学習リモコンという機器があるのですが、これは赤外線で操作できるいろいろな家電の赤外線信号を登録して、一つのリモコンで操作できるというものです。まさにこれと同じことがスマートリモコンでもできます。
→【レビュー】学習リモコン『RM-PLZ530D』はリモコンを一つにまとめられる!
つまり、赤外線で操作できる家電の信号を複数登録すると、スマートフォンを一回タップするだけで複数の家電を同時に操作することができるんです。
外出先からスマートフォンで家電を操作できる
スマートリモコンは外出先から登録した家電をスマートフォンで操作できるようになります。スマートフォンから自宅のスマートリモコンへアクセスし、そこから登録した家電を操作することができます。
ただし、Wi-Fi環境が整っていないとスマートリモコンを操作することができないので、光回線などの固定回線か、モバイルルーターなどの通信機器が必要になります。
→【まとめ】今オススメしたいモバイルWi-Fiはこの11社!!
なお、登録するときはWi-Fi通信をオンにしなければなりませんが、操作するときはモバイル通信がオンであればWi-Fi通信がオフでも問題ありません。
スマートスピーカーと連携すれば音声で家電を操作できる
『複数の家電を操作する』『外出先からスマートフォンで操作する』それだけでも便利ですが、さらに便利に使える方法があるんです。それは声で家電を操作するということです。
家電に付属しているリモコンやスマートフォンで操作する場合は自分でボタンを押す必要がありますよね?しかし、スマートスピーカーと連携することで話しかけるだけで操作することができちゃうんです。
家電を時間、温度、GPSなどの変化によって自動で操作できる
時間や曜日に関してはほぼすべてのスマートリモコンでオンオフを指定することができます。つまり、決まった時間、決まった曜日になったら自動でスマートリモコンに登録した家電を起動したり、停止したりすることができるということですね。
それに加えて、スマートリモコン本体に搭載されている場合と別のスマート機器が必要になる場合がありますが、温度や湿度、GPSなどの変化によって自動操作することもできます。たとえば『室内の温度が○○度になったらエアコンの電源を入れる』など、複雑な操作も自動で行ってくれるため、とても便利な使い方ができます。
スマートリモコンの気になるところ
スマートリモコンは非常にメリットが多いので個人的にはおすすめですが、デメリットや使いづらいこともあります。いくつかあげてみました。
- スマートリモコンで操作できない家電がある
- アプリが使いづらいことがある
- Wi-Fi通信にトラブルがあると使えなくなる
スマートリモコンで操作できない家電がある
さきほども書きましたが、スマートリモコンは赤外線で操作できる家電の赤外線信号を登録することで操作できるようになっています。つまり、リモコンが付属されていないスイッチ付きのライトなどはスマートリモコンに登録することができないため、操作することができません。
もし、リモコン操作できない家電をスマートフォンで操作したい場合は、スマートプラグというスマート機器を使うといいでしょう。レビューがあるのでよかったらみてください。
アプリが使いづらいことがある
スマートリモコンに登録した家電を操作するには、スマートフォンにダウンロードした専用アプリを使う必要があります。家電を操作するにはそのアプリを使って家電を操作することになります。
メーカーによってアプリが異なるため、中には操作しづらいアプリもあるでしょう。また、海外製の場合はマニュアルが英語の場合があります。ここは不便に思うことがあるかもしれません。
この記事[【レビュー】スマートリモコン『SwitchBot Hub Mini』詳しく解説します!]にも書いてありますが、不要な画面が開かれるアプリもあります。ここは今後、アップデートなどで改善されるかもしれませんが、使いづらいことがあるということは理解しておくといいでしょう。
通信トラブルがあると使えなくなる
通信トラブルにはメーカー側でのトラブルと自分で用意した通信機器のトラブルの2パターンがあります。
どちらもスマートリモコンが使えなくなってしまいますが、家電に付属されているリモコンでは操作できるのでリモコンは保管しておくのがいいでしょう。
メーカー側の通信トラブル
実際に私も以前トラブルで操作できなくなることがありました。そのときは利用しているスマートリモコンのメーカー側の通信回線のトラブルでした。ですので、同じスマートリモコンを使っている人すべてが使えなくなるという状態でした。
自分で用意した通信機器のトラブル
スマートリモコンは固定回線やモバイルWi-FiルーターなどのWi-Fi通信が必要になります。もし、なんらかのトラブルでそれらの通信機器が故障した場合、スマートリモコンで家電を操作することはできなくなってしまいます。
最後に
いかがでしょうか。スマートリモコンはスマート家電ではない古い家電も赤外線リモコンで操作できたり、スマートフォンから操作したり、時間や曜日を指定して自動操作したり、スマートスピーカーと連携させることで音声操作したり、とても便利に使うことができます。
その反面、使いづらいこともあるかもしれませんし、通信トラブルによって操作できなくなることもあります。それらを理解した上で使ってみるのがいいでしょう。
少なくとも今まで手動で行っていた家電の操作を自動化したり、音声操作したりすることができるようになるので快適になりますよ。よかったらためしてみてくださいね。