私は何度か引越しを経験していますが、洗濯機に関しては毎回注意して購入しています。なぜならば、賃貸物件で洗濯機を設置する場合、設置できないこともあるからです。
今回は賃貸物件で全自動洗濯機を設置する際に注意することをまとめてみました。
全自動洗濯機を設置するときに注意すること
今回はドラム式洗濯機ではなく全自動洗濯機を賃貸物件に設置する際のお話しをしたいと思います。ドラム式洗濯機でも同じようなところに注意する必要がありますが、ドラム式洗濯機の場合、扉の開閉スペースや大きさなど、全自動洗濯機より注意することがたくさんあるので古い賃貸物件には置けないことが多いでしょう。
防水トレイがあるか?
洗濯機を探すときにはまずこれから設置する賃貸物件に防水トレイと呼ばれるものがあるのか調べないといけません。賃貸物件の場合、洗濯機を設置する場所に防水トレイと呼ばれるものが設置してある場合があります。新しい賃貸物件ではないところもあるようですが、古い賃貸物件ではよくみかけますね。
防水トレイとは?
防水トレイとは賃貸物件などでよく見かけますが、洗濯機置き場に置かれているトレイのことです。このトレイがあることによって水漏れなどが発生した場合に他の部屋や下の階に水が漏れないようになっています。
防水トレイはいつくか種類がありますが、こんな感じのトレイが一般的ですね。排水口の位置は設置されている物件によって違います。この位置も重要になってきます。
防水トレイに入るか?
私もそうですが、なにも考えず普通に洗濯機を買うのであれば予算を決めて、そして、容量を決める。もしくはその逆で容量を決めてから予算を決める。というように洗濯機本体から探す人が多いのではないでしょうか。しかし、これでは洗濯機が設置できないという大きな失敗につながる可能性があります。
なぜならば、防水トレイがあるということはこのトレイに合うサイズでないと洗濯機は置けないからです。洗濯機が防水トレイからはみ出てしまいますからね。
ですので、必ず防水トレイの内側のサイズと洗濯機のサイズを確認することが大切です。ただ、ここで注意が必要なのは洗濯機のサイズがトレイより大きくても設置できるということがあるということです。
私が買った洗濯機も表記は『幅52cm奥行57.5cm』でしたが、 『 幅51cm奥行56cm 』 の防水トレイにギリギリ設置できました。なぜ置けたかというと、防水トレイに設置する洗濯機の下部は本体より小さいことが多いからです。
これに関しては直接購入するお店に聞いてみるのが一番いいと思います。洗濯機の下の部分のサイズまでは分からないことが多いですからね。
また、サイズだけではなく、排水ホースや排水口の位置にも気をつけなければなりません。たとえ、洗濯機本体が防水トレイに置けたとしても、排水ホースがセットできなくなってしまうこともあります。特に排水口は移動できないのでそこも計算しないといけません。やはり、これに関しても購入するお店に問合せてみるのがいいですね。
フタを開けたときに蛇口にあたらないか?
防水トレイに入るサイズだったとしてもまだ安心できません。私が実際に洗濯機を買ったときの話しですが、搬入当日配達業者の担当の人に『もしかしたら蛇口が当たってフタが開かないかもしれません』と言われました。そのときは本当に焦りましたね。
防水トレイばかりに気を取られていて蛇口の位置まで目がいかなかったわけです。確かにそうですよね。サイズが大きい洗濯機ならば高さもあるので洗濯機本体が蛇口に当たる可能性もありますし、なにより洗濯機はフタの開け閉めが必要になります。
特に私が住む賃貸物件の場合、排水口が防水トレイの左側にあり、蛇口が右側にあります。排水口は移動させることができないので、洗濯機はどうしても右側に設置することになってしまいます。もし、排水口と蛇口が同じ方向についていればそこに空間ができるのでフタの開け閉めを気にすることはなかったかもしれませんね。
一時はどうなるかと思いましたが、これもなんとかギリギリ設置できたという感じでした。
洗濯機ラックを設置するときに注意すること
賃貸物件の場合は洗面所と洗濯機置き場が一緒でその部屋が狭いことがあるかと思います。私の部屋も洗面所と洗濯機置き場がありますが、とにかく狭いんです。キャスター付きのラックを置こうと思っていたのですが、通れなくなるぐらいの狭さでしたのであきらめました。
そこで候補にあがったのが洗濯ラックです。これは便利ですよね。洗濯機の上のデッドスペースを利用してそこの空間に物が置けるようになるわけですから。空間を有効活用できます。
しかし、気づいたんです。『洗濯機を設置してから洗濯ラックって置けないんじゃ…』私の洗濯機のように防水トレイギリギリに設置した場合は簡単に設置できません。かといって始めから設置したとしても洗濯機を置くことができないかと思うので、けっきょく後から設置しました。
この場合、一部を組み立ててその状態で洗濯機に設置し、そのあと最後まで組み立てるようになります。これが少し大変でしたね。洗濯ラックのどの部分が蛇口にあたるのか?どこまで組み立てておけば洗濯機置き場に設置できるのか?などを考えながら組み立てました。
これは洗濯機と蛇口、洗濯ラックの構造によって変わるのでそれらをよく調べてから設置することをおすすめします。
最後に
防水トレイがない場合は全自動洗濯機本体が設置できるスペースと排水口と蛇口の位置を確認するだけでいいですが、防水トレイがある場合は、防水トレイに洗濯機が設置できるか?洗濯機のフタの開け閉めができるか?この2つのことは確認しておく必要があります。
洗濯機は配達後の持ち帰り、返品が有料になることもありますし、なにより洗濯ができないことになるのでしっかり調べることをおすすめします。よかったら参考にしてみてくださいね。