私は小型端末が好きで今まで何台か使用してきましたが、その原点とも呼べる端末がこれ『XPERIA X10 mini PRO』です。これは未だ後継機を望む素晴らしい魅力にあふれた端末です。
この端末以降いくつか小型端末を使ってきましたが、これに勝る端末はありませんでした。決してスペックが高いとか、使いやすいとかそういうわけではなく、ただの珍しい端末という理由だけですが…
今回はこの端末の良さ、おもしろさを自由気ままにお話ししたいと思います。
本体の説明
購入先はAmazon
この端末『Sony Ericsson XPERIA X10 mini PRO SK17i(香港版)』は海外スマートフォンのため、近くに売っている店舗もなかったため、Amazonで購入しました。なんと、改めて見たら購入した日は2010年でした。
今は新品は売っていないかと思います…私は物持ちが良い方なので未だに電源も入りますし、最近はSIMカードを入れていませんが、おそらく普通に使えると思います。
スペックは低い
スペックはとにかく低かったです。当時はまったく問題なく使えましたが、Android OSのバージョンが2.3でしたし、画面の解像度は解像度480×320ピクセル、カメラは背面が500万画素で前面が30万画素でした。
ちなみに画面は2.6インチでかなり小さいです。OSのバージョンが更新されなくなり、アプリが使えなくなっていくのが切なかったですね。
カスタムROMで強引に…
あまりにスペックが低くて使えないアプリが増えたため、カスタムROMを導入してバージョンを5.1に上げました。
ですが、なんせ元のスペックが低いため、動作が極端に遅くなりアプリが使えるようになったかわりにアプリが重くて使えなくなるという本末転倒な状況に陥りました。
それでもこうして電源が入ってくれるだけでもマシではありますが。ちなみにカスタムROMを導入するにはroot化という直接プログラムを操作できる状態にするわけですが、これを行うと保証が受けられなくなったり、最悪起動しなくなって最悪ただの置物になる文鎮化という状態になったりするのでおすすめしません。
通信設定が大変だった
今はIIJmioの格安SIMを契約していますが、当時はNTTドコモ(現:docomo)のスマートフォンを使っていました。
最近はキャリアで契約したSIMカードをそのまま海外のスマートフォンに入れて通信ができるようになりましたが、その頃は海外のスマートフォンにSIMカードを入れただけでは普通に通信することができなかったため、確かmoperaという月額サービスを利用して使っていた気がします。記憶がさだかではありませんが…
それらをすべて自分で調べて設定などを行いメイン端末として使っていました。
この端末の特徴
とにかく小さい
この端末の良さはなんといってもそのサイズ。メチャクチャ小さい。小さいってなんかいいんですよね。ミニミュア感があってかわいいいんです。ポケットや小さいカバンにも入るので持ち運びも楽でしたし。
キーボード搭載
そして、この端末の良さは小型だけではありません。そう、物理キーボードが搭載されているところです。この特別感がたまらなく好きでしたね。
もちろん、タッチパネルでの操作もできますが、元々画面が小さいので物理キーボードだとメールなども多少打ちやすくなるし、なによりキーボードがあると珍しがられるので目立っていましたね。
ただし、かなり使いづらいんです。2..6インチの本体に搭載されているキーボードなので、ボタンが小さく入力ミスは日常茶飯事。
タッチパネルのトグル入力(タップして文字を打つ方法)をすることもしばしば。普通に使うには使いづらいんです。
でも、これでいいんです。これがいいんです。物理キーボードがついているスマートフォンなんてあまりなかったですし、さらにこの端末は小さいのでかなり貴重だったように思います。まさにロマンでしたね。
使い道
今ではコレクションの一部になってしまいましたが、もしこの端末を使うのであればSIMを入れてテザリング端末として使うのがいいのではないでしょうか。小型なので持ち運びがしやすいと思うので。
その他、メモ用としても使うのもいいかもしれません。私は『Google Keep』というアプリを愛用していて普段からスマートフォン、タブレット、パソコンで共有して使っています。これがとても便利でおすすめなんです。
それからミュージックプレイヤー代わりに使うのもありですね。スピーカーはモノラルですが、Bluetoothを使ってイヤフォンやスピーカーから流せばステレオになるので十分使えます。
他にはボタン操作できるゲームがあればゲームをするのもいいかもしれません。ただ、今のスマホゲームで物理ボタンを使用するゲームがあるかどうかですが…
最後に
とにかくこの端末は使用することよりも所有することに価値があると思っています。これ以降、小型でキーボートが搭載されてる端末を見たことがないので、いつの日かまたこんな端末が出てきてほしいと思いながらたまに電源を入れています。