
あ~あ、歌がうまくなりたいな~
なんて思ったことありませんか?私は昔から強くそう思ってきました。なぜならば、趣味でバンドをやっていてボーカルをやっているからです。かれこれ10年ほどやってきましたが、今では自分達で作った曲を定期的に演奏しています。
私は元々ボーカルをやったことがなく高校の頃にドラムをやっていました。なぜ、そこからボーカルになったのか?一言でいうと成り行きです。気づいたらボーカルをやっていたというだけです。
あくまで趣味ではありますが、人前で歌う以上それなりにうまくなりたい!という願望がありました。
元々歌は普通レベルで普通すぎてつまらないぐらい普通でしたが、自分でいろいろ試していく中で普通レベルに毛が生えた程度に成長することができました。
今回は私が人前で歌を歌うためにどんなことをしたのか?どうやって少し歌がうまくなったのか?そんなお話しをしたいと思います。

これを読んだらプロ並みに歌がうまくなる!とかではありませんよ。それなら嬉しいんですけど…
自分に合った方法を探す
普段、カラオケに行く人は多いと思いますが、気晴らしや付き合いで行くだけだよ。っていう人でも、多少なりとも『うまく歌いたい!』と思うのではないでしょうか。
歌がうまくなるには、
- 自分で調べて練習する
- 人に教わる
この2つがあります。
カラオケで『少しでも上手く歌えたらいいな~』という程度であれば自分でうまくなる方法を調べたり、カラオケへ行って練習するのがいいでしょうし、『どうせやるならそれなりに頑張りたい!』というのであればプロからレッスンを受ける方がいいでしょう。
自分の目的やスタイルに合わせて行うものだと思います。
自分で勉強する
自分で勉強する、といっても歌の場合は自分でいろいろ試してみる、という方が正しいかもしれません。
参考になる物を見ながら自分で試行錯誤して声を出して練習していると少しずつですが、コツが分かってくると思います。
私自身、数ヶ月かけていろいろな方法を試して高い声が出せるようになり、喉を痛めることもなくなりました。歌うたびに喉を傷めていたのでこれは大きかったですね。
本を読む
最初は本を買ってみました。これは誰もが分かるかと思いますが、本だけ読んでも上達することは難しいでしょう。ただし、本といってもCDやDVDが付属されていたら話しは別です。
本を読みながら音声を聴いたり、映像を見たりして実践することは効果が出る方法かと思います。私自身、実際にCDが付属されている本を買って自分で実践してみましたので。
例えばこんな本がいいと思います。この本はDVDがついています。CDよりは分かりやすいですよね。ただし、あくまで練習用、基礎知識として勉強するという程度かと思いますのでそこは割り切りましょう。
こんな本も見つけました。『声を出さずに歌が上達する』ということですが、本当でしょうか?非常に興味があります。
YouTubeを見る

これはもっとも上達しやすい方法かもしれません。最近は歌をうまく歌う方法について多くの動画がアップされています。私もYouTubeで『歌が上達する方法はこれだ!』『歌を上手く歌うにはこれをやろう!』というような動画を片っ端から見て自分なりに理解して実践することで、明らかな変化が生まれました。
ただし、動画をアップしている人たちは元々歌がうまいのでその人達と同じことをしても実際に同じくらいうまくなれるかは微妙です。あくまで参考として見るようにしましょう。
実践する
これからは実際に何をやったのか?何が大事だったのか?お話ししていきます。
大きい声を出す
まずは、これが大事だと思いましたが、大きい声を出すことです。
なぜ、大きい声を出すのが大事なのか?これは私が個人的に思ったことですが、大きい声を出すには何も考えずにただ勢いに任せて声を出せばいい、という訳ではありません。それでは喉を傷めてしまいますし、耳障りな声になってしまいます。
つまり、喉に負担をかけずに大きい声を出すにはどうすればいいのか?これを考えていろいろ試行錯誤していったわけです。
声の出し方を知る

喉に負担をかけずに大きい声を出すにはコツがあります。プロの歌手を見ると話しをしている声と歌声が違うって思ったことありますよね?それは喉を使わずに声を出すことで普段とは違った声を出すことができているからです。
もちろん、すべてが喉を使わずに歌っている訳ではなく、歌によって使い分けたり、弱く歌うとき、静かに歌うときなど、部分的に使って歌うこともあるでしょう。声を出すといってもいろいろな出し方があるわけです。
歌い方の種類を覚える
歌い方、声の出し方にはいくつか種類があります。
この辺は感覚的なものですし、名称や方法がいろいろあるので自分で調べたり、自分で習得するには限界があるかと思いますが、私は何度も練習して感覚的に覚えることができました。
一般的に言われているのはこの3つです。
- チェストボイス:地声
- ミックスボイス:地声と裏声の中間
- ファルセット:裏声
地声というのは普段話すときの声です。裏声は高音を出すときに出る声でミックスボイスというのは、地声と裏声の中間の声になります。正確には中間ではないようですし、『これがミックスボイスだ!』といった決まりはないようですね。
このミックスボイスは調べるといろいろな説明があるので、文章を見て理解するのは難しいと思います。一般的な説明ですと『声帯を締めて裏声で鼻腔共鳴させる』というように書かれていますが、具体的にどんな声の出し方をすればこれになるのか正直分かりません。
私は裏声の出し方で鼻歌のように地声を響かせるような声は出せるようになりました。これは独学ですので間違っているかもしれません。あくまで私が自分で調べて自分で練習しただけです。ちなみに半年ぐらいかかりました…独学では限界がありますね。
複式呼吸を覚える
いろいろ調べて練習していく中で感じたことは、歌を歌うときには腹式呼吸が重要だと気づきました。声を出すには力が必要です。喉ではなくお腹から声を出すことで喉の負担を減らせるので大きな声も出せますし、喉を傷めることもありません。
私はずっと地声で歌ってたため、何度も喉を痛めていました。お腹から声が出せるようになり、喉の負担が減って大きい声や高い声をキープすることもできるようになりました。
また、腹式呼吸は歌だけではなくスポーツやビジネスでも使える大事な要素です。勉強しておいて損はないでしょう。
筋トレをする
喉ではなくお腹から声を出すには筋トレが効果的です。なんで筋トレ?って思うかもしれませんが、複式で歌うには大きく呼吸したり、素早く呼吸したりするのでお腹の筋肉を使います。そのため、筋トレをして腹筋を鍛えることで歌にも影響が出るわけです。
これらの道具が効果的なようですが、かなり辛いのと怪我をすることもあるようなのでもし道具を使って筋トレをする場合は十分注意してださいね。歌をうまく歌うために始めたのにトラウマになってやめた、ということがないように…
上達するコツ
実際に私が行ったことを少し解説したいと思います。
カラオケへ行く
カラオケは実際に歌を歌える場所なので練習するにはもってこいの場所です。しかし、ただ歌うだけでは当然上達はしないかと思います。大切なのは練習するためにカラオケへ行くということです。大勢で行く、飲み会のあとに行く、これではただ歌うだけになってしまいます。
最近はヒトカラなどという言葉がありますよね。一人でカラオケに行く人も増えて一人カラオケ用のプランがあるカラオケ屋も多くあります。これを利用して一人で集中して練習する時間を作ります。
ちなみに一人ではカラオケに行きづらいという人もいるかもしれませんが、こんなものを使うと自宅でも練習ができます。これは防音のカバーがついたマイクです。これに口をつけて歌うと声が外に漏れないというもの。実は私も昔持っていました。
ただ、実際に使ってみるとこれでもやはり声が漏れるのと、大きな口を開けることができないので練習としては向いていませんでした。しかし、音自体はかなり抑えられるので多少声が漏れてもいい環境であれば十分使えると思います。
今回いろいろ探していてこれに気づいたのですが、見つけたとき思わずテンションが上がってしまいました。なんと、家庭用のカラオケマイクです。
これは防音カバーなどはないので大きい声が出せる場所でしか使えませんが、カラオケ好きな私は個人的に気になります。安いので試しに買いたいのですが、部屋の防音が悪いので多分私には無理ですね…
自分の歌声を録音する

そして、練習としてカラオケに行くだけではまだ足りません。
実はここで重要なのは自分の歌声を録音するということです。カラオケで歌った自分の歌を録音して自分で聴いてみてください。自分の歌を聴くとあまりに自分の声の不自然さ、場合によっては気持ち悪さを感じることでしょう。
私もそうでした。これ誰?これが自分の声?と衝撃を受けたのと同時に自分はこんなに下手だったんだ…と落胆しました。録音することで客観的に歌声を聴くことができるため、とても役に立ちます。
今はスマホのアプリで音声を録音できるのでわざわざボイスレコーダーなどを買う必要もありません。本当に便利な世の中になりましたね。
今のスマホにはプリインストールとして始めから音声レコーダーアプリがあるかと思いますが、私はこのアプリを使っています。操作も簡単ですし、使いやすいのでよかったら試してみてください。
歌を録音する → 聴く → 歌い方を変える → 歌を録音する → 聴く → さっきとは違う歌い方を試す → 歌を録音する …
これを繰り返すことで変わっていく様子が分かります。一人で練習する場合、自分で気づいて自分で変えるしかないのでこの方法は効果的です。
人から教わる
自分でできることには限界があります。もちろん、どこまで求めるかで変わりますので自分で試行錯誤して練習するのもいいでしょう。もし、それ以上に上達したいと思うのであれば人に教わる方法がいいと思います。
教室へ通う

私は実際にボーカル教室へ通っていたことがありました。独学には限界がありますし、自分の声質、歌い方のクセ、自分に合った声の出し方を教えてもらえたのでとても良かったと思っています。
やはり一人で練習するのとはまったく違います。歌がうまい人が客観的に自分の歌を聴いて何が悪いのか?何を変えればいいのか?的確に教えてくれます。
自分に合わせてアドバイスしてくれるのは本当に大きいです。ただし、料金はそれなりに高いです。まずはお試しなどで利用してみるのがいいでしょう。たいていの教室では無料期間、無料レッスンが用意されているかと思いますので。
オンラインでレッスンを受ける
教室の欠点はその場所へ行かないといけないということです。自宅の近くや学校、会社の帰り道に教室があればいいのですが、なかなか都合よくある訳ではありません。
最近ではオンラインでも歌のレッスンを受けることができるようですね。オンラインのメリットは教室へ通う必要がないことです。場所を選ばないので。
逆にオンラインレッスンの欠点は声を出せる場所でレッスンを受けないといけないというところですね。声を出せなければ練習になりませんので…
そんなときは、カラオケやバンドの練習スタジオを利用してください。ここなら大きな声も出せますし、教室へ通うよりも場所の選択肢が増えるのでそれほど大変ではないかと思います。
なお、オンラインレッスンが受けられるスクールでBeeミュージックスクールという教室があります。ここは東京を中心にボーカルや楽器のレッスンが受けられるスクールとなっています。無料体験もできるのでまずは無料で体験してみることをおすすめします。
Beeミュージックスクールはいろいろなコースが用意されているので自分にあったコースを見つけられそうです。
- 初心者ボーカルコース
- カラオケ上達コース
- 音痴克服コース
- バンドボーカルコース
- 弾き語りコース
- シニア向けのコース
また、45分間の無料体験レッスンが受けられるので気楽に利用できますね。
最後に
私はカラオケが好きで昔から歌を歌ってきました。もちろん、上手くなりたいと思ってきましたが、何より歌うことが好きでしたし、ストレス発散にもなるのでとてもいい趣味になっています。
もし、今より上手に歌が歌えるようになったらそれそれは気持ちいい気分になれますし、今よりもっと楽しくなると思います。
これはあくまで私が経験して実践した話しですが、何をやったらいいか分からない!という人がいたら、この記事を読んで参考にしてみてください。少しでもお役に立てたら嬉しいです。